子どもの場合 -体臭@完全ガイド | 体臭の原因を考える-


子どもの場合



   最近は、子どものうちから、体臭を気にするケースも多いようです。
   実際は、あまり気にする必要はありませんし、親御さんも、あまり
   経質になることも無いようなのですが、中には、本当に、他の子と
   比べて、体臭がひどい子がいることもあります。周りが気がつく
   くらい体臭がひどいと、いじめの対象にもなりかねません。
   こうした場合、その子本人だけでなく、その子の親御さんにも話を
   した方が良いかもしれません。

   幼稚園児までの場合、アポクリン腺はまだ発達していませんから、
   その体臭はワキガ臭ではないはずです。考えられるケースとしては、
   成長期にホルモンの変動から体臭が強くなることがあり、これは数年
   を経過すれば自然と軽減するものです。しかし、その子が、
   「くさった魚の匂い」がするようであれば、「トリメチルアミヌリア」
   という代謝病の可能性もあります。原因は、食べ物の中にあるコリンや
   レシチンという物質が、「トリメチルアミン」という物質に分解する
   ことで、強い腐った魚臭を呈することになります。この疾患は、まだ
   日本では症例が少なく、適切な対処法も確立されていないのが現状ですが。

   しかし、トリメチルアミンの原料となるコリンやレシチンを含む食事を
   一定期間しないことで、体臭が減少するかどうか、確認することで、
   この疾患かどうか確かめることは可能です。明らかに減少したとしたら、
   この病気の可能性はありますが、有効な治療法がないので、コリンやレシ
   チンが多く含まれる、魚、卵、レバー、大豆等を摂らないようにすること
   でしょう。親御さんにも、一応、このような病気がある、ということは知ら
   せておくべきでしょう。

   直接、健康面とは関係がないのですが、子どもの体臭は、一つの信号、
   と考えることも出来ます。子どもの体臭がひどい場合、長い間、風呂に入っ
   ていない、洗濯していない服をそのままいつまでも着せられている、という
   ような恐れがあるのです。これが、虐待の兆候、と見ることも出来ます。
   最近、子どもの虐待が社会問題化していますが、虐待の早期発見の一つが、
   子どもの体臭に注意してみる、と言うことなのです。

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